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退職金の投資は 「一括購入」か「積立購入」か

退職金はまとまった額です。ご褒美ではなく、長年働いたからこそのサラリーです。大切に運用したいです。投資方法を一括購入にするか積立購入にするか迷うところですが、明日何が起こるかわからないコロナ禍を経験している私には一括購入は怖いし、無謀に思えます。例えば、株式を一括購入した翌日に株価が暴落するかもしれないし、安全だと思って投資した会社が突然連鎖倒産するかもしれません。投資初心者でも最悪のシナリオで悲しい結果にならないように購入する銘柄を研究すると思いますが、所詮は素人の浅知恵にすぎません。未来のことなど誰にもわからないのですから。

積立購入の利点1 取得単価が平均化される

同じ銘柄を曜日を変えて購入するので、株価が上昇している日と下降している日がランダムに交錯します。結果、継続的に購入すればするほど取得単価が平均化します。

積立購入の利点2 購入価格に関するストレスがない

一括購入で起こる、購入日を見誤って「株価が高いと時に購入してしまった」と後悔することがほとんどありません。いつ購入すればいいかと迷って、チャートを気にすることもありません。淡々と購入するだけですから、メンタル的にも穏やかに毎日を過ごすことができます。

退職金は積立・分散投資をお勧めします

思い切って「一括購入」と判断できる人はいます。その結果、大きく利益を上げることもあります。私たちが目にする投資成功者の記事の多くが一括購入を行ったものです。まれなケースだからこそ記事になるのです。反面、投資に失敗し資産を減らした人々の話は記事になっていないことは容易に想像できます。多額の損益を背負ってしまう人がいることも事実です。

それでも、慎重に石橋をたたきながら一歩を踏み出してみましょう。投資で失敗すると家族にも迷惑をかけることになります。退職金投資のスタートは積立投資を設定して銘柄を分散してゆっくりと慎重に始めることをおすすめします。

曜日指定積立は簡単で便利

例えば、一定期間に定額で株式を購入しましょう。私は退職金投資の実践として、毎日購入できるようSBI証券で曜日指定積立をセットし、円貨決済で米国ETFを2銘柄を購入しています。月曜日、水曜日、金曜日はバンガード社のETF「VT」を、火曜日、木曜日はステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ社のETF「SPYD」をそれぞれ定額(5万円)で購入中です。

週初めは株価が高い?

「週初めの月曜日や火曜日は株価が上がる」と言われます。逆に「週末は利益確定のために株が売られるので、株価が下がる」とも。今後の課題として検証していきたいです。本当にその傾向が顕著ならば、週末の木曜日や金曜日に集中して購入する方法も良いかもしれません。

退職金投資の実践を開始しましょう

初めて投資される人は、株価が毎日変動するのを冷静に受け止められるように、1カ月を目途に株価を見ながら変動になれてください。

株価が上がった翌日は、前日との損益を確認するのが楽しみでした。株価が下がった翌日は、安い値段でいつもより多めに株式を購入できたと思うようにしました。自分の気持ちをコントロールできることは、投資を長く継続させるために一番重要なファクターだと感じています。

投資をしていると、『人間の本能的な思考は、投資には向いていないのではないか』と思うことがあります。株価が大暴落した時は低い値段で購入できるチャンスなのに、実際はなかなか踏ん切りをつけることができません。恐怖に勝てないのです。私の中で「大丈夫か、やめておけ、たいへんな事になるぞ」とささやく声が聞こえるのです。

私は退職金を受け取った翌日から1日5万円ずつETFを買い続けています。毎回、2百円ほどの手数料がかかってしまいますが、気持ちを安らかにするための出費として目をつぶります。

参照ブログ

失敗しない退職金のおすすめ投資方法3選  こちらもご覧ください。

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